テックショップジャパン、メイカームーブメント加速に向け、プログラムを拡充

本日(2017年5月24日)、テックショップジャパンは、会員制のDIY工房「TechShop Tokyo」における新規事業創出、利用者層の裾野拡大、教育分野におけるサービス強化を目指し、株式会社TBWA HAKUHODOの子会社である株式会社QUANTUMと提携し、企業・個人・教育に向けたサービスを拡充することを発表しました。
プレスリリース(2017/5/24)

今回の取り組みに向け、富士通株式会社は、100%子会社であるテックショップジャパンの株式の15%をTBWA HAKUHODOに譲渡しました。

「TechShop Tokyo」は、2016年4月1日のグランドオープンから1年が経過し、会員数は700名を超え、イベントやワークショップなども合わせると3,000名以上が来場しており、大企業をはじめ、ベンチャー、クリエイター、個人、学生など多様な会員の間で、連携プロジェクト、新規事業の立ち上げ、共創が行われるエコシステムが形成されています。

今後、エコシステムの拡充、イノベーションの加速に向けて、テクノロジーに加え、生活者の理解、アイデアの創出、事業開発を強化していく必要があり、様々な企業や生活者とのコラボレーションにより、人の暮らしを豊かにするイノベーションを生み出してきたTBWA HAKUHODOがテックショップジャパンに資本参加することになったとのことです。

  • 本提携による取り組み
    • 企業・ビジネス向けプログラム
      • 大企業およびベンチャー企業の新規事業開発やプロダクト・サービス開発に関するコンサルティング、プロジェクトデザイン、開発支援、インキュベーションなど
      • 広告、Web制作などクリエイティブなスキルを有したプロフェッショナル・クリエイター向けの、ものづくり実践WSプログラム
      • ものづくりを通じたチームビルディング研修、プロトタイピング研修
    •  個人向けプログラム
      • ものづくりに必要な材料・プロセス、アイデアなどをユーザ間で投稿・共有ができるアメリカ最大のものづくりコミュニティ・サイト「Instructables」との連携による、個人のメイカーズ向けWSプログラム
      • 主に中高生向けのプログラミングやものづくり体験を通じた、STEAM教育プログラム(Science、Technology、Engineering、Art、Mathの略。こどもの創造と技術への関心を高め、未来のイノベーション創出に役立つスキルを養うと提唱される教育)
  • 各社のコメント
    • 株式会社TBWA HAKUHODO 代表取締役社長兼CEO 今井明彦 氏
      「TBWA HAKUHODOは、既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいヴィジョンを見い出すメソッド「DISRUPTION®(創造的破壊)」を武器に、これまで多数の広告コミュニケーションのアイデアを生み出してきました。このたび、QUANTUMが戦略パートナーとなり、テックショップジャパン様が得意とするものづくりとのシナジーにより、既存の広告コミュニケーションの枠を超えた「DISRUPTION®(創造的破壊)」を実現する機会をいただいたことを嬉しく思います。」
    • 株式会社QUANTUM 代表取締役社長兼CEO 高松充 氏
      「QUANTUMは、「Startup Studio」として、大企業、スタートアップ企業との共創による新規事業創出に取り組んでおります。今回のテックショップジャパン様との業務提携により、多くの方々にとってものづくりを身近に感じていただけるプログラムをご提供することで、世の中を楽しく、生活を豊かにする商品の開発、新規事業の立ち上げに、さらに拍車を掛けてまいります。」

今回の提携で日本のメイカーズムーブメントが盛り上がってくれるとよいなと思います。

日本全国のFab施設(2016年版)

fabcrossが2016年11月29日に発表した調査結果によると、2016年の日本全国のFab施設(3Dプリンタ等のデジタル造形機等を使用してモノづくりが可能な共有施設)は、120施設(前年比50%増)あるそうです。2016年だけで44施設がオープン(4施設がクローズ)するなど、急増しています。

施設数の合計では関東に全体の4割が集中していますが、中部では2015年から+10施設、関西では+8施設と関東以外でも急増しています。

また、導入機材ではデジタル造形機の代用格である3Dプリンタやレーザーカッターが人気No.1、No.2とのことです。

私もこれまでDMM.make AKIBA、渋谷のFabCafe Tokyo世田谷モノづくり学校、六本木のTech Shopに実際に行ったことがあります。特にDMM.make AKIBAには一時期通い詰めており、そこで3Dプリンタの基本的な使い方を習得しました。Fab施設ではスタッフの方が装置の使い方を丁寧に教えてくれるのでデジタル造形機を一度体験してみたいという方には最適な施設だと思います。今後も全国でFab施設がどんどん増えていくことを期待しています。

出所
「2016年度版日本のファブ施設調査」fabcross(2016/11/29)