レーザー加工機専用のリーズナブルな小型集塵脱臭機「MIRUKU」が2017年6月19日より販売開始

オーレーザーは、従来型製品より集塵脱臭能力を強化した小型集塵脱臭機『MIRUKU』(ミルク)を、2017年6月19日(月)より販売開始すると発表しました。
プレスリリース(2017/5/15)

◆排気環境が無い室内でもレーザー加工機を運用可能

従来型製品は水と活性炭で集塵する簡易型であったため、室外排気を前提とした商品でした。今回販売される『MIRUKU』では完全室内でレーザー加工機を運用できるように内部フィルター構成から新規設計。集塵及び脱臭能力ともに大きく向上しているとのことです。

HAJIME レーザー加工機に付属する排気用送風機をそのまま使用可能。集塵機本体に電源を持たないため、ユーザー自身で簡単にフィルター交換、清掃メンテナンスを行えるそうです。

◆初期集塵を担うフィルターを安価に設定しランニングコストを抑える

初期集塵時に主につかわれる「プレフィルター」と「2次フィルター」はリーズナブルな価格設定で、この2つのフィルターを定期的に交換することで集塵性能を維持でき、高価な活性炭フィルターやHEPAフィルターの寿命を伸ばすことが可能とのことです。

HAJIME 以外のレーザー加工機のユーザー向けに、別途送風機をプラスしたセット販売もあり、その際は、付属の100φダクトホースを加工機の排気口の大きさに合わせる変換アダプタを、別途用意する必要があるそうです。

■製品仕様
本体カラー:ホワイト

動作環境 :動作時温度 13℃~35℃
保管時温度 5℃~45℃
相対湿度 5%~80%(結露しないこと)
最高動作高度 2000m
外形寸法 :横幅 330mm x 高さ 560mm x 奥行 330mm
重量   :22.8kg

■メーカー希望小売価格
・HAJIME ユーザー向け

小型集塵脱臭機 MIRUKU 送風機無し 148,000円(消費税別)
付属品:100φダクトホース 1本

・一般ユーザー向け
小型集塵脱臭機 MIRUKU 送風機付き 184,000円(消費税別)
付属品:100φダクトホース 2本

・交換用フィルター(消耗品)
プレフィルター ※フレーム無し:3,980円(消費税別)
2次フィルター:13,800円(消費税別)
FINEフィルター:19,800円(消費税別)
活性炭フィルター ※活性炭ケース無し:19,800円(消費税別)
HEPAフィルター:26,800円(消費税別)

トロテック最大の大型レーザーカッター、日本初上陸!

トロテックの大型レーザーカッター「SP2000」と「SP3000」が、今年(2017年)の秋、ついに日本に上陸します。
プレスリリース(2017/4/18)

最大の特徴は何と言ってもその加工サイズでしょう。SP3000は、材料サイズ2x3m、厚さ25mmのアクリルをカットできるそうです。以下のビデオは圧巻です。

【ビデオ】SP3000で大サイズのアクリル文字をカット

以下は加工サイズの詳細です。どちらもかなり大きいですが、3m超は圧巻ですね。

すごく欲しいですが、設置場所や値段的に無理そうなので、Fab施設に導入されるのを期待しています。

レーザー加工できる素材

レーザーの種類は「波長」と「媒体」で分類でき、気体型のCO2レーザーと固体型のファイバーレーザーが主流であると以前本サイトで整理(詳細:レーザーの種類)しました。今回は種類の違うそれぞれのレーザーで加工できる素材について整理したいと思います。

レーザー加工は表面を加工するマーキング/彫刻加工とカット/切断加工の2種類があります。レーザーの種類と対応素材をまとめると以下のようになります。

CO2レーザー
(波長10.6μm)
紙・樹脂・ガラス・セラミックへのマーキングとカットに使用されます。透明体へも吸収される波長のため、フィルムへのマーキングなどにも使用されます。
ファイバーレーザー
(波長1.064μm)
金属・樹脂・セラミックへのマーキングに使用されます。視認性の高い印字が可能です。

多くのFab施設に導入されているtrotec社のspeedyシリーズの素材対応表は以下になります。CO2レーザーで多くの素材の彫刻とカットに対応できますが、金属に彫刻する際は、ファイバーレーザーが必要になってきます。

ちなみに上表で幅広く対応しているflexxというのは、trotec社の独自技術で1台の装置でCO2レーザーとファイバーレーザーの両方が使えるというものです。(以下紹介動画です)

flexx型の加工機は1台で多様な素材を加工可能。

エントリーとしては幅広い素材に対応できるCO2レーザー加工機(先日本サイトで紹介したHAJIMEもCO2型です:日本製レーザー加工機HAJIMEの新モデルが近日発売)が良いでしょうが、金属が加工できるファイバーレーザーも魅力的です。両方の性質を併せ持つtrotecのflexx型レーザー加工機はやや高価ですが、機能面では理想的な装置だと思います。

日本製レーザー加工機HAJIMEの新モデルが近日発売

オーレーザー株式会社は、国内製CO2レーザー加工機「HAJIME」を全面改良し、100万円以下では国内初の安全基準「クラス1」をクリアした新製品「HAJIME CL1」を開発し、2017年3月1日(水)より、販売開始することを発表しました。
プレスリリース

プレスリリースによると、「HAJIME CL1」は、従来製品「HAJIME」と比較し、レーザーパワーを30Wから40Wに改め切断能力を向上したほか、レーザ製品の照射安全基準を「クラス3R」から「クラス1」とし、誰でも安全に本格的なレーザー加工を可能としつつ、リーズナブルな価格(メーカー希望小売価格¥698,000 税別)を実現した、とのことです。

レーザー加工機は外国製品が多く、また本格的な加工が可能な装置は価格が数百万円するものも多く、小規模事業者は簡単に導入しづらいことが課題でした。このような日本製かつリーズナブルでありながら本格的な加工が可能なレーザー加工機がどんどん発売されると、デジタル造形の業界全体がより盛り上がってくると思いますので、期待しています。

【HAJIME CL1の製品仕様】