日本HPが3Dプリンタ市場に参入

日本HPは、2017年このほど、業務用の3Dプリンタ「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」の日本での発売と、国内での販売をリコージャパンと武藤工業の2社が担当することもあわせて発表しました。

日本HPのプレスリリース(2017/6/20)

この「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」は、同クラスの既存3Dプリンタに比べ、最大10倍のスピードと半分のコストで、高い品質の工業用部材などを生産できるとのこと。発売するのはプロトタイプの試作に適した「HP Jet Fusion 3D 3200プリンター」と最終製品の製造にも対応できる「同 4200プリンター」の2機種です。

プリンティング時には、造形エリアで材料の積層と2種類のエージェント(溶解促進剤)を噴射しながら、ヒーターによる加熱を繰り返し固めていくことで、より速い加工と高い精度寸法、弾性のある製品の作成が可能です。

両機種で採用されている「HP Multi Jet Fusion テクノロジー」は、ボクセル(Voxel、3Dのピクセル)単位でさまざまな特性を付与可能で、「将来的には、ボクセル単位でカラーやテクスチャー、機械的特性を持たせたパーツを造形も可能になる」としています。

日本では「3200プリンター」が11月発売で、価格は未定。「4200プリンター」が約3800万円で、8月から発売されるとのことです。

今日から金曜(2017年6月21日~23日)まで東京ビッグサイトにて開催中の「第28回 設計・製造ソリューション展」でも展示されているみたいなので、現物を見てみたいと思います。私は最終日に行こうと思っていますが、楽しみです。

2輪車を原寸大で造形できる3Dプリンターの販売開始

昨日の日経新聞に出ていましたが、ドイツからの輸入機械を取り扱う専門商社イリスは、造形サイズが最大で1m3(立方メートル)超の大型3Dプリンター「BigRep ONE」(ドイツBigRep製)を発売します。二輪車の車体など大型部品のプロトタイプを原寸大で作成できます。価格は約1000万円とのことです。

日経新聞(2017/6/14)

FDM方式(造形方法の詳細:3Dプリンタ造形方法)を採用する3Dプリンタで、最大1005(幅)×1005(奥行き)×1005(高さ)mmまでの造形が可能で、従来の3Dプリンタでは不可能だった、大型部品の原寸大プロトタイプ作成を行うことが可能となっています。プリントヘッドを2基搭載しており、2色同時の出力やサポート材(PVA)を用いた出力も行えます。本体サイズは1850(幅)×2250(奥行き)×1725(高さ)mm、重量は約460kgです。

2017年6月21日~6月23日に東京ビッグサイトで開催される「第28回 設計・製造ソリューション展」にて発表予定とのことで、私も参加予定なので、現物を見てきてまたMonoMediaでご紹介したいと思います。大きな造形物を見れるのが楽しみです。

3Dプリンター「Raise3D」に、「Autodesk Fusion 360」1年間サブスクリプションをバンドルしたキャンペーン実施!

日本3Dプリンター株式会社は、2017年2月に販売を開始した「Raise3D(レイズ3D)」の最新モデルのうち「Raise3D N2」「Raise3D N2 Plus」を購入したユーザーに、オートデスクのクラウドベース 3D CAD/CAM/CAE ソフトウェア「Autodesk Fusion 360」の1年間サブスクリプション(メーカー希望小売価格36,000円(税別))をバンドルするキャンペーンを6月1日(木)から開始したと発表しました。

プレスリリース(2017/6/5)

・参考:積層ピッチ0.01mmの新型3Dプリンタ「Raise3D」発売(MonoMedia 2016/2/5)

2017年2月に販売を開始した3Dプリンター「Raise3D(レイズ3D)」のうち「Raise3D N2」「Raise3D N2 Plus」の2モデルは、7インチの液晶ディスプレイを搭載しているほか、0.01~0.75ミリの積層ピッチで高精度・高速な造形物の開発が可能な最新モデルです。

「Raise3D(レイズ3D)」最新3モデル紹介ページ

 

また、「Fusion 360」は、3DによるCAD・CAM・CAEの機能・性能を一体化したソフトウェアです。モノづくりの現場で、初心者からベテランまでのコンセプト設計から多彩な製品開発に役立つプラットフォームです。

「Fusion 360」商品紹介ページ

 

3Dプリンターへの注目度は高く、その機能や性能への理解が高まるなかで3Dデータの作成を手がけるユーザーはまだまだ一部にとどまっています。日本3Dプリンターでは、高い機能と性能を実現した3Dプリンターの最新モデルに、多機能で使いやすい「Fusion 360」をバンドルすることで、より多くのユーザーに3Dプリンターの導入・活用ニーズの普及・定着に貢献するとしています。

高性能の3Dプリンターと3Dデザインソフトの普及で3Dプリンターのユーザーが増え、業界全体が活性してくればいいですね。私もRaise 3DやFushion360を日常的に使っていますが、どちらもとても良い製品ですので、多くの人に使って欲しいなと思います。

ビルドプレートを自動交換して連続プリントできる3Dプリンタ「OPENCREATORS BS210」

先日、ベルトコンベアで動かしながら斜めに積層することで、無限に長い造形物を造形できる「BLACKBELT」を紹介しました。

無限に長い成形が可能な3Dプリンタ「BLACKBELT」(MonoMedia 2017/6/10)

本日も同じくキックスターターで資金調達中の3Dプリンタなのですが、ビルドプレートを自動交換して、連続プリントができる「OPENCREATORS BS210」を紹介します。以下紹介動画です。

「OPENCREATORS BS210」のキックスターターのサイト

3Dプリントが完了すると自動的にプレートを押し出して次のプレートをセッティングする仕組みで、最大10枚までプレートをセットできるようです。「BLACKBELT」と然り、量産への活用を見据えた新型3Dプリンタの開発が活発ですね。

最大造形サイズは210×210×250mmで、最小積層ピッチは50μm。位置精度はX/Y軸が12.5μm、Z軸が2.5μm、プリント速度は10~150mm/秒で、移動速度は0~250mm/秒で、2017年7月7日までクラウドファンディングを実施中です。

予定小売価格は3899ドル(約43万円)とのことです。精度や安定性などに課題はありそうですが、自動交換できれば、3Dプリンタの量産が可能になるため、大きな可能性を秘めた1台ですね。是非一度造形してみたいですね。