3Dプリンタでガラス製品の造形に成功

ドイツの研究者チームが、3Dプリンティングで精巧なガラス製品を作ることに成功したようです。
News Picks(2017/4/20)

以下記事のポイントを抜粋します。

“プラスティックや金属は、以前から3Dプリンティングで使えるようになっているが、ガラスは使いづらい素材のひとつだ。その主な理由は、ガラスの融点がきわめて高いことにある。”ガラスを素材に用いた3Dプリンティングには、これまで数多くのチームが挑んできた。しかし、実際に作られたものは、ガラスが曇って透明度が失われたり、あるいはプリンティング工程の個々の層が肉眼ではっきり見えたりしていた。”

“ドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)のチームは、紫外線レーザーを使って素材を成形する「ステレオリソグラフィ(光造形法)」という手法により、こうした問題を回避した。同チームは、粉末化したガラスと液体ポリマーの混合物を3Dプリンターで作りたい形に成形し、層ごとに紫外線レーザーを当てていくことで、この素材を急速に硬化させた。このようにして出来上がったものを高温の窯に入れると、ガラスが溶けて一体化し、他の余分な素材は焼失する。こうして、層の痕跡が残らない透明なガラス製品ができあがる。”

つまり、融点の高いガラスを融解して積層するFDM方式ではなく、紫外線硬化するガラス素材に紫外線を当てることで積層する光造形方法で積層することで、扱いの難しいガラスにおける3Dプリンティングを実現したようです。
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論文執筆者であるバスティアン・ラップ氏は「将来は、ガラスのコップを落として割ってしまったら、すぐに3Dプリントで新品を作れるようになるかもしれない」と同記事で語っています。

以前MonoMediaで紹介した「3Dプリンタが描く未来(MonoMedia 2017/3/6)」のような日が本当に来るかもしれませんね。