世界の3Dプリンタ材料市場

矢野経済研究所は、3Dプリンタ材料の世界市場に関する調査結果を発表し、3Dプリンタ材料の世界市場規模は2020年に2,000億円へ拡大すると予測しました。
プレスリリース(2017/01/31)

【3Dプリンタ材料の世界市場規模推移と予測】

調査結果では、2016年の3Dプリンタ材料の世界市場規模を約1,000億円(前年比116%)と見込んでいます。また、今後も①ユーザーの裾野拡大、②試作領域における用途の広がり、③試作品から最終製品への適用拡大、といった要因から市場全体は高い成長率が続き、2015年から2020 年まで年平均17.6%で成長し、2020年の3Dプリンタ材料の世界市場規模は約2,000億に達すると予測しています。

【3Dプリンタ材料の世界市場の方式別構成比(2016 年見込)】

2016年の3Dプリンタ材料の世界市場を造形方式(詳細:3Dプリンタ造形方法)別にみると、それぞれの方式が20~30%をバランス良く占めており、用途に応じて造形方式の使い分けがされていると考えられます。特に、材料押出装置(FDM)のローエンド機ではフィギュアや玩具といった最終製品も造形できるようになり、欧州・米国・中国から韓国・台湾などへ需要地が拡大していくことも期待できると言及されています。

一方で、「日本国内ではローエンドの3Dプリンタで得られる造形品の品質に物足りなさを感じ、ローエンド機を中心に出荷数量が伸び悩んだ」との調査結果もありました。確かに3Dプリンタで何でもキレイに造形することは難しいですが、100万円以下のローエンド機でも高性能の新型機種がどんどん発売(参考:積層ピッチ0.01mmの新型3Dプリンタ「Raise3D」発売)されていますので、日本でも海外のようにローエンド機で最終製品を作る機運が高まってくることを期待しています。